ドキドキ!プリキュア第一話

一週間前になってしまったけど、ドキドキ!プリキュア第一話の感想を。


一話のアバンが最初からクライマックスな戦闘シーン、しかも紫色のプリキュアということでこれはもう明らかにハートキャッチプリキュアの第一話のキュアムーンライトのシーンをなぞっていてハートキャッチプリキュア大好きな私としてはもう開始5秒でテンションが上がる。
綺麗な画面にかわいいキャラクターデザイン。
そして畳み掛けるように始まるOP。明るくてかわいくて見ているだけで元気になれる映像に音楽。


プリキュアだ!プリキュアが始まった!


私はハートキャッチプリキュアが大好きで、ハートキャッチプリキュアに入れ込むあまりハートキャッチ以降のプリキュアにはあまり感情移入できなくなっていた。
スイートプリキュアは良作だと思うし、スマイルプリキュアは残念ながら個人的には最後までいまいち好きになれなくて、ハートキャッチプリキュアが終わってからずっと寂しかった。
そうやって味気なく現実を過ごしていたところ、2年ぶりにプリキュアに会えたようでOPを聞きながら少し泣いてしまった。


ドキドキ!プリキュアの4人はみんながハイスペックなのがいいと思う。
その点が等身大のキャラばっかりだったスマイルとは対照的だ。
私はどちらかというとプリキュアは憧れの存在でいて欲しくて、だから今回のハイスペック路線はかなり嬉しい。


頼りになる生徒会長に、それを支える優しくてしっかり者の幼馴染。トップアイドルとして(多分友達がいなくて寂しいのを我慢して)頑張っている子に、おっとりとして少し世間ズレしたお嬢様だけど自分を偉いとはちっとも思っていないまともな子。
みんながちゃんと自分の立場なりに物事を考えて最善を尽くして生きているのが自然と伝わってきて、みんなのことが一瞬で大好きになった。


一話はクローバータワーという高いタワーに遠足に来た主人公の前に敵が現れてキュアソードが戦って主人公がプリキュアに変身して敵をやっつけるという所まで。
スカイツリーのお膝元で生活している私としてはいきなり地元が出て来たようでかなり嬉しい。
遠足の同級生達が車酔いに落とし物に他校との小競り合いにと大混乱する中を鮮やかに駆け抜けて解決して行く生徒会長。それを見守りつつ主人公のことを心配する幼馴染。
ファンに囲まれる紫色のアイドルの子と普通の中学生である主人公との偶然から始まる一瞬の心のやりとり。ここでまた主人公が「相手がアイドルだから」という損得勘定を全く抜きにして、普通に相手に対して親切にしているのがとてもいい。しかも主人公はちゃんとそのアイドルの子のファンなのに。
黄色いおっとりお嬢様も登場。セバスチャンという名の白髪の執事を従えて、何やら主人公のお友達らしい。
そしてこれまたかわいらしいやんちゃな男の子と妖艶なお姉さまの敵も出現。


一話に相応しい賑やかな雰囲気の中で、キャラの特徴や性格をしっかりと印象付けて、しかも主人公はプリキュアに変身までしちゃう。
一話としては大成功だと思う。


それにこのアニメ、何がすごいってプリキュアにならなくても多分面白いだろうなと思わせる力があるところ。それがプリキュアに変身しちゃうんだからこれはもう面白くならないわけがないのだ。
マックスハートからプリキュアを見続けて来た私が断言するけど、ドキドキ!プリキュアは名作になる。
これから一年間、毎週日曜日が楽しみで日曜日の朝9時から水曜日くらいまではそれまでのプリキュアのことを考えて、木曜日らへんから次のプリキュアが楽しみ過ぎてそわそわしちゃう、そんな日々がまた訪れそうでとても楽しみである。


マナちゃんが横入りのカニのジコチューに対して言っていた
「そりゃああなたはカニだけど、カニだって人と仲良くしたほうが幸せになれる」
という台詞が衝撃的に秀逸だったことをメモして、明日のドキドキ!プリキュアに備えてこのエントリをしめようと思う。


これから一年間よろしくお願いします。
プリキュア!ラブリンク!