研究室で,ふと懐かし深夜番組の話になりました。
ダウンタウンのガキのつかいやあらへんで,とか。
実は見たことないんですねー。話に全然付いて行けません。
マイルドセブン」をいかに崩して通じるか,の試みの面白さはみんなの話から少し感じ取ることができましたけど。

時代はさらに遡り,ダウンタウンとうっちゃんなんちゃんと清水ミチコかコントを行い,続いてスマップが出たてのほやほや十代で森口博子と共演していたとかいう番組の話まで飛び出します。ここまで来ると,マスターの私はほげーとしてドクターの方々のお話を聞いているしかなくなります。

すると,私と同学年の男の子が「あ,それ見たことある」と言い出しました。当時小学3〜4年生だったはずです。ええ,と驚くと「超放任主義だったからね」とすましていました。

私が小学3〜4年生といったら,まんがにほんむかしばなしの時点でかなりねむねむだった記憶があります。冷静に考えると夜8時とか?うーん,凄い生活だ。


それでですね,帰りながらつらつらとこどもの頃について考えてみたわけですよ。
まずね,小学生の頃に戻りたいか?と聞かれると,絶対に戻りたくありません。

なんか,小学生の頃を思い出そうとしても,全てがもやもやと霧の中にいるでちっとも思い出せないのですよ。しかもそれは時間が経って記憶が薄れたせいではなくて,もともとの世界認識レベルが低かったせいのような気がしてなりません。

人の顔もよく分からなかったし,道もよく分からなかったし,色々な固有名詞も覚えられなかったし,空気を読んだり行間を読んだりすることは大の苦手だったし,もの凄くぼーっとしていたんじゃないかなあと思います。人の気持ちを推測するのが苦手だったくせに国語の成績は抜群によかったのがまた不思議です。一応ドッヂボールなどもして活発にはしていたようですが。コミックを買ってもらったこともありませんし,お笑い番組も見なかったし,ゲームはかなり欲しかったけど目を悪くするという理由で買ってもらえませんでしたし,うーん,かなりずれていたかも。


中学の頃はこっそり夜更かしをしていたため,日中も眠たくて常に出力40%くらいの状態でした。それこそぼーっとした毎日でした。
塾は,面白かった記憶があります。

こんな小学・中学時代の私と仲良くしてくれていた友達には感謝してもしたりません。私だったら,こんな子とあまり仲良くはなりたくないなあ。


高校は,妙に躁だったように思います。躁鬱の,躁。三年間躁。これもまた常にお気楽極楽であまり地に足が付いていませんでした。ものすごく楽しい毎日ではありましたが。


そんなこんなで,ちゃんと人格形成されて世界の認識がしっかりしてくるのが大学生になってからなんですね。かなり遅いです……。

社会人になってお金を稼ぐということは大変そうですが,自分がどこに立っているのかをちゃんと認識できる世界観がある分,わけもわからず日々の宿題や人間関係に追われる小学生より楽しそうだなあと思いました。