秋ですな

柿ですよ

秋ですね。
朝ご飯を食べていると、おばあちゃんが「柿いるかー」と言って来ました。どれどれと小屋に行くと凄い量の柿。うちの家には柿の木があって、そこから採れたものです。「まだ木ぃにいっぱいついてんねん」とおばあちゃんが言うので、またどれどれと見に行くと木にもさらに凄い量の柿。これはどう頑張っても家族じゃ食べきれないなあ、という量*1だったので研究室に持って行くことにしました。


綺麗なものを選ぶと、小屋にあった分だけでは少なかったので木からもぎることにしました。高枝切り鋏……なんていうハイカラなものではなく、古式ゆかしい竹の竿の先に切れ込みを入れたものを使います。切れ込みに柿の枝をはさんでねじり切るというしくみ。しくみって程でもないな。
でね、柿もぎなんて子供の頃にいっぱいやったし、と思っていたのですがこれが意外と面白かったのです。柿の木は毎年実を付けていたのですが、私がもぐのは多分十年ぶりくらい。おばあちゃんと「あれどや」と言い合い、「あっ、あっちに落ちた」「これ上等や」などと言いながらたくさん採りました。草の中に落ちた柿は焔のようでした。

*1:ご近所さんもたいてい柿の木をお持ちなのです