というわけで、今日は素早く会社から帰って「セクシーボイス アンド ロボ」のドラマを観た。
「セクシーボイス アンド ロボ」はもともとは黒田硫黄が描いた漫画。黒田硫黄は「茄子」とかが有名で、大きな特徴はその独特の絵のタッチ。以前アフタヌーン関係者の漫画家さんが一堂に会して*1作り上げた超力作の「大合作2」でも、明らかに浮いていた。
「大合作」および「大合作2」はある意味かなり面白い作品なので、一度は読んでみた方がいいと思う。超豪華な漫画家さん達が集まって文化祭をやっているような雰囲気。
「寄生獣」のミギーと「女神さま」のベルダンディーが普通に同じコマに登場するみたいな、そんな漫画。一応断っておくと、今本棚から取り出して中を確認してはいないのでミギーとベルダンディーが一緒に登場するコマが本当にあるかどうかは保証できない。
まあそれはともかくも、今のアフタヌーンメンバーでの「大合作3」が読んでみたい。「蟲師」のギンコに「プ〜ねこ」のふくべえが退治されちゃったりして。逆に、ギンコがふくべえに翻弄されても面白そうだ。あさりよしとお先生、お願いします。
同じようなノリでとり・みきとゆうきまさみが合作した「土曜ワイド殺人事件」と「新・土曜ワイド殺人事件」も面白い。「大合作」は数十人という大所帯だったけど、こちらは2人のよさが活かされている感じ。2人だからこそギリギリ限界まで挑戦してギャグを提供するという冒険ができる、みたいな。
まあ単純にとり・みきもゆうきまさみも好きなので、一粒で二度美味しい的な嬉しさもある。
何の話だ。
そうそう、それで「セクシーボイス アンド ロボ」。
これがドラマになるっていうのは本屋さんのポップで知ったんだよね。で、先週の1話は見逃しちゃって今週から見始めた、と。
なんかけっこうストーリーも変わってるし、キャラクターも付け足されたり削除されたりしてるみたい。
でもあまり気にならない。
「のだめ」の時は、漫画を読んだ時点で自分の中でイメージが固まっちゃってたから、それがぶち壊されるのが怖かった。まあ蓋を開けてみればドラマの出来は素晴らしく、のだめの映像化としては現実的に実現可能な範囲では最高のものだなあと舌を巻いてとても楽しませてもらったんだけど。
一方黒田硫黄の「セクシーボイス アンド ロボ」は、漫画を読んだ後もイメージが固まらなかったんだよね。なんて言うか、夢の切れ端とか、小説で印象に残ったシーンとか、そんな感じの途切れ途切れの強い印象はいくつもあるんだけど、「セクシーボイス アンド ロボ」全体を通しての記憶が無いというか。
そんな感じなんで、多少原作と違っても
「実際はこんなこともあったんだよ。夢だからor昔のことだから、忘れちゃったんだね。ほら、思い出してきたでしょ?」
……というふうに、実に違和感なく受け入れられるのだと思う。
て言うかね、にこかわいー!(結局それかい)
髪の毛さらさらだね。かわいいね。
彼女を見ているとストレートパーマをあてたくなるよ。
最後に出て来たおじいさん、関西弁めっちゃ下手やなあ。あんなんやったら無理して関西弁にせんでもええのに。とは思った。
あと、やっぱ「セクシーボイス アンド ロボ」だから、にこの声技はもっと前面に、そして要所要所に押し出してもらえるといいなあと思った。
とりあえず次の回も見たい。見られるかどうかは分からないけど。
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*1:いや、実際は集まっていないらしいけど