鎌倉ものがたり6

文庫本サイズの「鎌倉ものがたり」第6巻読了。


西岸良平は天才です!これはもう天才の仕事と言う他無いです!!!


猫が試験を受ける話で号泣かつ泣き笑い。ネコ大好きフリスキの段ボール箱


西岸良平の代表作と言えば「三丁目の夕日」。
親がビックコミックオリジナルを講読していたから「三丁目の夕日」は小学生の頃から読んでいたけど、正直懐古主義だけの漫画だと思っていた。
両親、特に母が「三丁目の夕日」が好きみたいだったけど、それを見ても「そりゃあ自分が子供の頃の時代を舞台にした漫画なんて面白いにきまってるだろうなあ」なんて思って、ゆっくりと「三丁目の夕日」を味わったことがなかった。


でも懐古主義が取り去られた「鎌倉ものがたり」を読んで、初めて西岸良平の天才さに気付く。


なんだこの愛すべき登場人物達は!
なんだこの超独特かつ違和感の無い世界観は!!
なんだこのストーリー展開の巧みさは!!!


西岸良平の作品を10年以上読みながら、本当の凄さに気付けなかった私の目は節穴だ……。
そして今さらながら気付けてよかった。


個人的には猫とかタヌキとか竜とか竜宮城の亀とかピピヨン星人とかが出て来る話がたまらなく好き。
以前、「西岸良平はSFが秀逸」って意味の文章をネットのどっかで読んだことがあるけど、それも納得。


続きも大人買いせずに一冊ずつゆっくり集めて丁寧に読もうっと。

鎌倉ものがたり (6) (双葉文庫―名作シリーズ)

鎌倉ものがたり (6) (双葉文庫―名作シリーズ)