はてなで遊ぼう4

というわけで、はてラボの WordLink で遊んでみた。例によって始めはよく分かんないままいじって、段々としくみを飲み込んでいく。ざっと見たところ漫画やアニメのネタが多いみたい。始めはそれに乗っかってぽちぽち漫画系の言葉を登録してみたのだが、すぐに誰も登録していない分野を切り開こうと考えてみた。
ぱっと思い付いたのがバイオサイエンス系。駄目だ。すぐにネタ切れだ。専門系は専門度のさじ加減が難しい。
次にオーケストラ系を登録してみる。弦楽器、管楽器や、バイオリン、ビオラ、チェロなどを登録していい感じ。ここでリンク構造を理解する。それにしてもいちいち同じ単語を打ち込んでリンクさせるのがめんどくさい。もしかしてやり方間違ってるんだろうか。
そうこうしているとふと目に付いた「くまのプーさん」という単語から、アンチディズニー魂が燃え上がりひとしきり児童文学系の単語を充実させる。
けっこう単語もたまったのでリンクをたどって遊んでみる。


……。なんだこのがっかり感は。
多分ね、オーケストラ系、児童文学系それぞれで袋小路みたいになっていて他に飛躍できないのがつまんないみたい。同じ単語について他の人の入れたリンクも辿ってみたりしたんだけど、やっぱりその先で袋小路になる。かといってポータル的な「漫画」とか「音楽」とかにリンクを張ってみても、元々の単語からの関連が薄いのであまり楽しくない。また、やっぱりその先の作品レベルの階層で袋小路になってしまうことも多い。


そう思いながらいじっていたら、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」という単語を見付けた。その下にはこの作品に出てくるモノがキーワードとして登録されている。それらをクリックして気付いたのだが、「図書館」「ビール」といった普遍性のあるものはそこそこ辿って楽しめ、一方「手風琴」「やみくろ」などこの作品特有の言葉は行き止まりになってがっかりになってしまうようだ。うーん、難しいなあ。その作品のファンとしては「やみくろ」などの単語は登録したいだろうし、でも見に来た人にとっては不親切だし。


以下まとめ。

  • 行き止まりになって、「戻る」しかなくなったらかなりテンション下がる。(マウスジェスチャーありでも)
  • 賑わっている所と賑わっていない所との差が激しい。
  • 新規サービスに人が集まるのは、賑わっていないのを盛り上げたい心理が多分に働いているためだろうが、現行システムではマイナー単語をメジャーにするのは難しい。
  • どうしても「富める者はより富み」方式になってしまう。
  • 一覧が多いし、見にくい。
  • 同意義別表記語がかぶったとき、修正がなされにくい。分散の原因になる。
  • 突飛なリンクに出会う驚きが少ない。大抵、想像の範疇でつまらない。

人が増えて単語とリンクが増えるごとに解決される問題も多そうだけど、一番目の「行き止まりのがっかり感」が人集めにおけるかなりのネックじゃないかなあと思う。