合宿参加!

というわけで、この週末はオケの合宿に行ってきた。大学院から参加し始めたオケで、今年で3年目になる。
ちなみにタイトルは漫画「のだめカンタービレ」中の台詞。


土曜日のお昼過ぎから合宿。 この合宿もええと4回目だ。慣れたものだ。
合宿の始めの方は団員の方の指揮で練習。就職してから月曜日の通常練習には行けず、いつも本番の指揮の先生の練習ばかりに参加していたのでなつかし&楽しい。
でも本番の先生もとても面白い。話が面白いし、何よりたとえが秀逸だ。例えば今回やる曲はメンデルスゾーンの「イタリア」で、一楽章の多分第二主題が出て来る直前に実に可愛らしい二小節があるんだけど、その場所を「昔、”小さな恋メロディ”っていうドラマ(?)があったんだけど、すごいちっちゃい子同士が好き同士なんですよね。若い人は知らないかもしれません。そんでちっちゃい可愛い子同士が好きっ私も好きって言い合うんですよ。ちっちゃいのにね。それがまた可愛くて。そんな可愛い登場人物がぽんっと出て来るみたいに弾いてください」って!
いやー、ツボに入った。このぴったり感をうまく伝えられないのがもどかしい。他にも色々面白いお話をしてくださる。勿論音楽は真剣に。技術的になかなかついて行けないけど、でもマインドはついて行っているつもり……多分……。
他にも、教えている学校でモーツァルトのレクイエムの指揮をしてたんだけど、その際に「数日前に私が交通事故か何かで死んで、ここに横たわっているのを想像して歌ってください」なんて言ったら、生徒さん達は実にいい演奏をした上に、悲しくて涙が止まらない子が出たりしたらしい。これもまた先生の説明の上手さと人徳を表すエピソードかと。


まあそんな指揮者の先生、夜の練習から参加されてそのまま夜の宴会へ。最初のうちは「目の前でいつも変な音出したり出さなかったりしてごめんなさいごめんなさい」って感じで近づけなかったのだが、酔いも回りつつ、ライターを使ったコネタとかマジレン踊りなどを披露して少し距離が近付く。
そして午前2時頃についに隣に座って音楽のお話を聴くことができた!……が、アホな上に酔っていたので分かるとこしか分からなかった。残念。なんだろう?要は感じ方、みたいな?ブラームス交響曲4番の冒頭、長調だけど物悲しいよね、みたいな?Cの音を何色に感じるかの統計をとったら暖色系が多いんだけど、それも曲中の使い方で感じ方が違うくなるし、みたいな?うへー、分からん。一緒に聴いていた人に聞いてみよう。


そんなこんなで寝たのは5時を回っていた。楽しい飲み会だった。コンミスの手を握って目を見つめてキスをして求愛してみたり。


おかげで日曜朝7時半からの轟轟戦隊ボウケンジャー仮面ライダーカブトは見逃してしまった……。テレビを付けたらプリキュアだった……。7時半に携帯アラームかけてたはずなんだけど、全然気付かなかった。同室の方々に迷惑をかけてしまったのではないかしら。


でも日中の練習はしっかり頑張った。弾くのは楽しい。そしてイタリアはいい曲だ。特に二楽章と三楽章が好きだ。一楽章と四楽章も、時々とても好きな場所があったりする。好きだからちゃんと弾きたい。でも弾けないー。
とまあ楽しく練習をし、17時に解散。それから研修所に戻って来た。
演奏会は6月。それが終わったら退団の予定。さみしいーさみしいー。