夜更かしをして蟲師のアニメを観ました。以前「瞼の光」を観たときは睡魔と戦いながらだったので、何やらやたらとクオリティが高そうかつ原作にとても忠実だということは認識していたものの、ちゃんと観るのは初めてです。


今回は「枕小路」でした。声や間の取り方なんかが私のイメージとは少しだけ違っていましたが、これはもう個人の好みの問題であって、全体的にとても丁寧で原作ファンを裏切らない作りになっていて大満足です。また、原作そのままのをアニメで見て楽しいの?と思っていたのですが、頭に浮かんだ次の台詞や場面がぴたりぴたりと収まるのは気持ちがいいですね。
さらに今回は夢野間の群れと葦原のシーンから夢の中で奥さんと娘さんに逢い、枕を斬って家に火が付く所までがかなり丹念に描き込まれ、その臨場感が原作を読んで私が頭の中で描いていた風景・空気・感情を越えるほど素晴らしかったです。葦原があんなに寒々としているとは思いませんでしたし、奥さんや娘さんとの再会があんなに切ないとは思いませんでした。


次は「旅をする沼」ですね。これで1巻分は終わり、と。
それにしても主題歌CDのCMでちらっと流れる「緑の座」の映像が素晴らしすぎるのですが。DVD。あああ、どうしようかなあ。