脳が鈍っていく感

この春から、別の大学院の博士課程に進学する友人がいる。自分のオリジナリティーに悩んだりしながら、全く新しい分野で、ほやほやの概念や価値を創造すべく奮闘しているようだ。
そんな彼のブログを読んで私は少し愕然とした。
私も不完全ながらこの3月までは誰も知らないことを解き明かそうと奮闘(?)していた。そこには広大な真っ白な空間があり、思考は自由に息のきれるまで走り続けることができた。まあ考えるだけでは不十分で、考えを裏付けるために実験したり調べものしたりする必要があるんだけど。私はこの裏付け作業が面倒になってしまい、これを続けて口に糊する自信が全く無かったので別分野で就職することにした。

そして今。待遇は悪くないし、人間関係も良好なんだけど、なんかつまんないんだよねー。閃いてはっとしてああそうかとにんまりすることがない。研修中で色々習うけど、習うこと全てがたくさんの人の手によって完成されてきたことばかり。そしてひどく実用的。

今気が付いたけど、私は役に立たない事や物が大好きなようだ。

ええとそれはそれとして、せっかく同期が100人近くいるんだから、中にはかなり面白い人もいるはず。でもまだみんな慣れて仲良くなったとは言え、まだまだ遠慮しあってる感はある。出会って2週間だからこんなもんかな。とりあえず一人、面白げな人を見付けたから近付いてみよう。

主題が変わってしまった。携帯だと前の文章を読み返しながら書けなくて、どうしても支離滅裂になってしまう。しかも修正も難しい。

愚痴的な話になってしまったけど、院生の気持ちを持ちながら社会人として院生を振り返るなんて今しかできない(はず)だから、記録しておく。……のつもりだったのに結論に行く前に話が変わってしまった。嗚呼。
愚痴って、凄い漢字なのね。